よく職場で
「あいつだけ特別扱いしやがって!」
なんていう話が出ることがありませんか?
特別扱いされているのを見て「うらやましい」と思う人が多いので書いてみます。
「特別扱い」は「贔屓」ではない
ここでいう「特別扱い」ってのは、もちろん「好待遇」という意味です。
傍から見ると「贔屓されているように見える」って意味です。
でも「贔屓されているように見える」って書いたのは、理由があります。
特別扱いをしている人って、「贔屓」をしているわけではないこともあるんです。
その辺の事情は、なかなか若いうちはわからないと思います。
人の上に立つ立場になって初めて分かることってあるんですよね。
こういう人が「特別扱い」される
上司の立場になって考えてみるとわかりやすいです。
やっぱり会社では自分の保身が第一になります。
例えば、その人が失敗すると自分の出世に響くとかいう場合。
そういう場合は、必要以上にその人をフォローしたりします。苦笑
例えば、その人に注意したり厳しくすると、会社に来なくなってしまったりする場合。
その場合、自身の管理能力を問われるケースもあります。
なので普段から、なるべく怒ったり注意したりしないようにしているとか。
優秀だけど性格に難がある人も特別扱いされる傾向アリ
あと、優秀なんだけど、すぐキレるタイプの人や、専門知識をまくしたててくるような人も、特別扱いされやすいです。
これも上司の立場に立つとわかりやすいです。
プライドの高い上司とかはとくに顕著です。
その人と仕事の方針について議論になると専門知識量で負けてしまいます。
本来ビジネスでは知識よりも判断力がモノを言うケースの方が多いんですが、だらしない上司だと、知識量で圧倒されて負けてしまうのです。
そういう負けた姿を周りに見せたくないから、その人の言うことはなんでもOKを出してしまうのです。
多分に、自分自身の事情が含まれていることがあるのです。
結局、「特別扱い」されてもうれしくないです
でも、そういう扱いをされて嬉しいかってことです。
若い人で、ちょいちょい「あの人は特別扱いされている」なんて言う人を見かけるので、ホント、そうじゃないよって言いたいです。
もちろん優秀過ぎて特別扱いされているなら、良いんですけどね。
おまえも、あいつみたいに優秀なビジネスマンになれよって言います。
でも実際、上のような理由で特別扱いされている人って、気分が良くないと思いますよ。苦笑
正当な評価でもって、特別な扱いをされていないなって自分でも薄々気が付くと思います。
まあ無神経な人ならいいですけどね。
別の理由で特別扱いされて「私って優秀!」なんて勘違いしてすごせるでしょうから。苦笑
案外、そういう勘違いしちゃう人も多いですけどね。