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地方分権・道州制が危うい理由



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地方分権道州制で地方は「やりたい放題」

ぼくは「田舎暮らし」を色んな人に勧めてますが、「地方分権道州制には反対だ」と言うと、『え?それって矛盾しているのでは?』と不思議な顔をする人もいます。

地方分権で田舎が発展したら、「田舎暮らし」じゃなくなっちゃうもんね。』

と言う人もいるかと思いますが、そういうことではありません。苦笑

もちろん田舎暮らしをする理由は人それぞれかと思いますし、まあ、とにかく住みやすい町であれば別に道州制だろうと何だっていいと思います。

特に地方分権によって地方に権限が移譲されれば、もっと地方の個性を生かした町づくりができるのではないかと思いますよね。

確かにそういう一面もあるかと思います。

が、そうでない一面もあるのです。

最初から田舎が実家の人にとっては、この一面があるがために田舎から都会へ出て行きたくなるのですから重要です。

そして、この一面が、安易な地方分権でさらに助長されるかもしれないのです。

 

不条理な田舎社会が助長される

じゃ、その一面とは何かと言うと、簡単に言えば「不条理な田舎社会」です。

田舎のコミュニティってある意味「不条理」なんです。

まず、明らかに不便です。

そして、非効率です。

不便なら便利に変えればいいし、非効率なら効率的にすればいいのですが、そうしないところが田舎の良いところでもあります。

あとは世間体を気にする風潮や、古くからのしきたりや習慣など。

まあ、この類の不条理ならまだ良いのですが、住民としての権利行使において不公平感を覚えるような不条理さもあるのです。

 

地方の諸悪の根源の一つはコネ

コネによる採用とかそういったものは代表的な田舎特有の不条理です。

申請、許可関係にも自治体の担当部署とのコネは非常に有効です。

地方の有力者だったら、なおさらのこと、簡単に便宜を図ってくれます。

税金の無駄遣いが叫ばれて久しいですが、「どうでもいいようなことにお金が使われているよなあ~。」と思うと、その会社と役所の担当となんらかのコネがあったりして繋がっていたりします。

それに、こういうことは国レベルでもあります。

しかし、国で不正があれば誰かが問題にしますが、地方だと余程大きなことでない限り揉み消されてしまいます。

地方分権が進み、より一部の人がやりたい放題やってしまうという土壌が作られてしまう可能性があるのです。

(ていうか、放っておけば、まず、そうなるでしょう。)

 

道州制で良い人材はどんどんつぶされ、そして行き場もない

まあ、そういった田舎の不条理さに嫌気がさし、不満のある人はどんどん都会に出て公平な評価を得たいと思うわけです。

実際、田舎でも能力のある人が評価されて、なおかつそれを生かす場所があれば、まったく問題ないと思います。

一風変わったものでも良いものは受け入れて評価される土壌があれば全く問題ないのです。

今のまま道州制が始まれば、より不公平な社会が堂々と繰り広げられることになるでしょう。

そして、優秀な人物は今までは都会に出ればよかったですが、行き場を失うことになります。

なので、道州制が本格的に始まる前に、もう少し視点を変えた取り組みをしてもらえないかなあと個人的には思っています。

公平でかつ能力主義があくまで原則だと思います。

そして、逆を行くようですが、それに加えてむしろ田舎では統制経済的なものが向いていると思います。

そして自治体は地元経済にもっと積極的に関与した方が良いように思います。

 

第3セクターを見直す

これはある意味、公平ではありませんが、自治体と言うブロックで見た場合、個別の企業がバラバラにほかの企業と戦うよりも、人的リソースと資本を集中させた第3セクターでも作って戦わせた方が断然有利です。

今でこそ「第3セクター」という言葉を聞くと「税金の無駄遣いでまた何か始めやがったな?」という印象が強いですが、過去の事例を見ると、そもそもやり方がまずいものが多いですよね。

あと、こういう話になると群がってくる怪しい人たちを排除するべきでしょうね。
自治体が、大手企業の一部に枠を作って、場合によっては三セク化して運用すれば、人材は集まりそうですけどどうでしょうか。

あと、後継者のいない会社や、良い仕事をしているのに利益の上がらない潰れそうな会社等、自治体が買収してしまうというのはどうでしょうかね。で、自治体が経営者を公募したり、後継者を育成したりするのです。

こういった経験や能力を生かす場が、田舎にもどんどんできないかなあと個人的には強く思います。

道州制で小物たちがやりたい放題

道州制について、もう少し言えば、地方があまり権限を持ち過ぎると「国」対「地方」の対立の構図がさらに拡大するのではないかと思います。

最近オリンピックでやっと注目されてきましたが、他国のロビー活動による政治経済への影響は案外バカになりません。

韓国なんかはスケート等、スポーツ界の至る所で金の力を使って買収して自国に有利な方向へ持っていってますよね。

こういうことが良いことだとは思えませんし、日本もやれとは思いませんが、人って簡単にお金で動いてしまうんですよね。

でも、それがスポーツ界だけでなく、政治経済に対しても昔から行われている訳ですからねー。

地方分権ともなれば、今までは国の重要人物に近付いていたロビイストが地方の政治家や有力者にもやってくることになります。

そうすれば、今まで軽く見られていた地方の小物たちは舞い上がることでしょう。

 

道州制で今より外国に買収されやすくなる

例えば外国が日本の水源の土地を大量に買っているという話をよく聞きますが、住民からすれば非常に不安をつのる話しなわけで、こういうことを禁止させようという動きもあります。

しかし、地方分権となり地方の権力者が買収され、これを「よし」としてしまうこともあり得るわけです。

地方分権で国というタガが外れると、外国資本や外国人労働者も今よりも入ってくるようになるでしょう。

恐らく、TPPなどの経済協定でそれはさらに加速されると思います。

そもそも日本は労働者不足ですからね。

地方の小さな範囲しか目が向かない地方の権力者が、はたして日本という国のことまで考えることができるのかという疑問も残ります。

そして国との対立の構図の中で外国にいいように利用されるのではないかと思うのです。